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【活用報告】Cheiron-GIFTS 2024 特別賞3

更新日:7月20日

フランスの子ども家庭福祉を専門とし、フランスにて調査研究をしているため、娘の学校に配慮しながら1年に日仏を3往復している。配偶者はホテル勤務であり子どもとは別のタイミングの休暇、家族も近くにいないため、本助成金を活用し、子どものサマープログラム参加を可能にするすることで、学会参加をすることができる。 


                          安發 明子(代表者、研究者)

本助成金によって1週間の子どものサマープログラムの費用の一部を賄うことができたため、1回の国際学会で発表することができました。子どもは自分が選んだサマープログラムに参加し、申請者は学会で他の研究者と交流することができました。「フランスの子育て支援制度の構造とソーシャルワーク実践に関する臨床社会学的研究」というタイトルの博士論文を提出しました。


日本において福祉は子どもと家族の社会的つながりを十分に支える役割を果たしておらず、子どもの権利の保障が親のみに委ねられている現状があります。制度整備が遅れているなかで、「親子まるごと支援」の構築に向けて、海外の実践研究は重要な示唆を与えるものであり、制度の課題と可能性を明らかにすることを通じて、今後の支援政策の発展に貢献することを目指しています。『NO!といえるようになるための絵本』を翻訳出版しました。幸せに子どもが育てば幸せな大人の多い社会になる。そのような認識が文化として根ざすことを目指し活動しています。


■活動詳細はこちら



育児と研究の両立は地を這う日々です。子連れであることが想定されていない研究の世界で、子ども家庭分野の研究に女性が参加することは重要であると考えています。両立を支えるための資金の提案は、小さな灯のようにあたたかく感じました。Cheiron-GIFTSが女性の研究継続を可能にする道を照らしていくことを期待しています。



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