【活用報告】Cheiron-GIFTS 2024 第1位
- ケイロン・イニシアチブ
- 7月30日
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慢性腎臓病や血液透析患者の予後とQOL改善を目指す研究者が、シングルマザーとして7歳の娘と米国研究留学中に、アフタースクールとサマースクールの費用に助成金を活用させて頂き、自身の研究時間の捻出と娘の教育の推進をはかる。
高橋 利奈(代表者・研究者)
アフタースクール、サマースクール、ミュージカル教室、体操教室、日本語塾に娘を通わせることができ、大変感謝している。現地校の長期休暇、物価高騰、円安の影響で、金銭的に極めて厳しい状況であり、本助成は心強い支えとなった。
最も良かった点は、娘に多様な経験をさせることができたことである。サマースクールでは料理、巨大迷路作成、謎解きなどを体験し、体操教室では運動能力が鍛えられ、跳び箱もお手のものである。ミュージカル教室では「美女と野獣」や「リトルマーメイド」の公演にて、大きな舞台で堂々と歌やダンスを披露した。
英語力が伸びる一方で日本語力の低下が懸念され、日本語補習校を幾度となく検討したが、拒否が強く苦慮した。試行錯誤の末、現在の日本語塾に通い始め、信頼できる先生と出会い、3年生ながら1年生の内容から学び直し、現在は2年生の学習を自ら進めている。渡米前とは別人のように、活発で明るく、自らの感じたことを堂々と発表できるようになった娘を心から誇りに思う。私自身にとっても研究時間を確保する大きな助けとなり、母子ともにかけがえのない機会となった。
Cheiron-GIFTSの報告会を通じUJA大会を知り、多くの先生方とご縁をいただくことができました。本助成は、研究者本人のみならず家族の挑戦にも寄り添い、海外で奮闘する研究者を支えるとともに、交流のきっかけにもなる、まさに架け橋のような存在です。Cheiron Initiative様の今後のさらなるご発展を心より祈念いたします。

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