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【活用報告】Cheiron-GIFTS 2024 第4位

更新日:7月20日

研究者への帯同を機に中断せざるを得なくなった教員としてのキャリア継続と海外に住む日本人の子どもたちへの教育支援


                     前川 美優(代表者)、前川 啓一郎(研究者)

活動背景】

夫のポスドク渡航に伴い、5年間勤めた小学校教員を離職して海外へ帯同しました。現地で教育に関わる機会が限られる中、日本語教育が不足していることにより帰国後の就学に不安を抱える日本人の子どもたちの存在を知り、教育支援の必要性を感じました。


【助成後の活動】

助成を受け、日本への帰国を前提に生活している駐在家族を対象に、日本語教育や日本のカリキュラムへの対応状況、帰国時の学習・就学に関する不安についてインタビューとアンケートを実施しました。特に「国語力の低下」や「日本の授業内容とのギャップ」が懸念されており、家庭内学習の負担も大きいことが分かりました。これらの声をもとに、学年や教科に応じた教材の作成や、オンラインでの個別学習支援の可能性について検討を進めています。また、教員としてのキャリア再開も目指し、アメリカでの就労許可申請を行い、実際に子どもたちと関わる場を得る準備も始めています。



本助成金のおかげで、海外滞在中でも教育に向き合い、キャリアの再構築に取り組む機会を得られました。研究者の家族まで視野に入れた支援制度は貴重であり、その発展を今後も期待しています



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