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Cheiron-GIFTS 2025 第1位

更新日:8月6日

Cheiron-GIFTSを活用し、通常学級で特別な支援を要する子ども達の教育・療育に関するオンラインプラットフォームの構築、研修会及びWeb調査等を実施することで、米国ニューヨーク近郊に居住する日本人の子ども達の質の高い教育・療育機会の確保に貢献してまいります。


  新井 有紗(代表者)、新井 絢也研究者)


ニューヨーク近郊では、日本の「教育センター」のような機関が存在せず、保護者が言語聴覚士・作業療法士・理学療法士・心理カウンセラーを含む発達の専門家にワンストップで相談できる窓口が整備されていないのが現状です。また、教育関係者がインクルーシブ教育や授業のユニバーサルデザイン化等のスキルアップ研修に参加することも容易ではありません。こうした課題の背景には、地域の専門家に関する情報が散逸しており、必要な支援先に辿り着くことが難しいこと、個人で手配する療育や研修の経済的負担が大きい等の現実があります。


代表者は、日本で教育行政やインクルーシブ教育研究に携わっておりました。こうしたバックグラウンドを活かしながら、ニューヨーク近郊で特別な支援を要する日本人家庭が直面する課題に対し、Cheiron-GIFTSを活用して、①オンラインプラットフォームを構築し、保護者や教育関係者が情報交換できる対話の場を創出②専門家がナビゲーターとして参加する保護者向けイベントを開催し、悩みに寄り添い、解決策をともに検討する懇談の場を創設③教育関係者にヒアリングしながら必要な研修機会を提供等を計画し、課題の解決に挑戦したく存じます。


ご採択いただき誠に光栄に存じます。貴法人のご支援に心から感謝申し上げます。『研究者と家族の抱える問題実態調査2020』にて今後の課題とされている「家族の帯同機会があったが帯同せず、金銭的・生活の不安では解決できない問題を25.8%の人が抱えている」には、上述のアンメットニーズがボトルネックとなっているケースもあろうかと存じます。本取り組みが今後世界で活躍するご家族等への橋渡しとなることを心から願っております。



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2件のコメント


0052kawa
8月16日

学校教員を経て現在は大学非常勤講師です。特別支援学校での経験も踏まえた障害特性に応じた学習支援や通常学級に在籍する聞き取りの苦手な生徒への合理的配慮としての音声同時字幕システムの開発等の教材や指導法の開発や理科教育に関する研究をしています。これまでにケイロンで数回発表させていただきました。海外でのオンラインによる支援の研究開発に関心をもちました。何かお役に立てることがあればご連絡ください。応援しております。

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arisao
9月17日
返信先

0052kawa様、ご関心をお寄せいただき、ありがとうございます。

是非お話をお伺いしたく、誠に恐れ入りますが、以下のプロジェクト代表アドレスにご連絡いただけますと幸甚に存じます。何卒宜しくお願い申し上げます。

inclusive.pedagogy.network@gmail.com

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