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Cheiron-GIFTS 2025 第5位

医療分野における人体表象の影響を追求する研究者がエストニアに海外留学するにあたり、本助成金を活用して渡航費や保育支援を通じた家族・パートナーとしての研究推進を目指す。


                     大矢 篤志(代表者)、原木 万紀子(研究者)


現在現在抱えている問題は、2拠点生活に起因する経済的逼迫と、3歳の息子の保育負担です。妻の赴任が決まった当初、妻と子育てのサポートを行うために共に現地に赴くことも検討しました。しかし、私自身のキャリア維持と収入基盤の担保のため、妻の赴任に帯同せず、定期的に渡航し、滞在中はリモートワークで対応することにしました。この選択は、私たちの生活の質を保ちながら、経済的な安定を図るためのものでした。

しかし、日本とエストニア間で社会保障協定が締結されていないため、渡航関連費用が想定以上に増加し、渡航頻度を当初計画の半分以下に減らさざるを得ない状況です。

生活をスタートさせてみて、単独育児による妻の保育負担は非常に大きく、赴任の目的である研究や業務が制約される現実が明らかになりました。妻の研究をサポートするため、今回の助成金を活用して、私の渡航費や業務サポートのシステムへの支出を考えています。

今後は家族が一緒にいる時間を増やし、生活の質を向上させ、妻の研究活動を円滑に進めることができると期待しています。家族全員がそれぞれに充実した生活を送るため、さまざまな支援を受けながら、共に成長していけるよう努めていきたいと思います。


この度はCheiron-GIFTS助成金を受賞させていただきありがとうございます。初めての海外生活で不安を抱えている中、環境を整えるための援助をいただけたことは本当に心強いと考えております。加えて、「困った時は頼って良い」という心理的な安全を手に入れられたことも、非常に貴重な経験となりました。今回の受賞を糧に、研究者の家族として支え続けていきます。



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