Cheiron-GIFTS 2025 特別賞2
- ケイロン・イニシアチブ

- 7月16日
- 読了時間: 2分
更新日:7月20日
医学教育への貢献を目指す研究者に帯同する配偶者が、自身も統計学を学び、女性の権利やリーダーシップについての問題意識を掲げながら、キャリア継続を目指す。
橋本 忠幸(代表者)、橋本友香/橋本忠幸(研究者)
●Cheiron-GIFTS の活用方法
2025年に開催される国際医学教育学会での口頭発表や、ハーバード大学の女性リーダーシッププログラムの受講、若手女性指導医に関する研究論文の出版を予定しています。本助成金は、これらの学会発表・受講・研究活動に活用いたします。
●現在抱えている海外での研究者の家族・パートナーに関する問題と、本助成金を用いた解決策・計画
申請者は卒後15年目の医師で、2023年より臨床研究のためにボストンへ渡米しております。配偶者も卒後7年目の医師であり、同行のためにボストンで所属先を探しましたが得られず、臨床医としてのキャリアの中断に悩みながらも、共に暮らすことを優先し同行を決断いたしました。この期間を有意義に過ごすため、配偶者はハーバード大学の統計学コースを受講し、その知識を活かして申請者と医学教育に関する研究を行い、国際医学教育学会で採択率10%の口頭発表に採択されました。また、社会問題を扱う勉強会「ボーゲル塾」に参加し、女性の権利をテーマに発表も行いました。研究では、配偶者自身も若手女性指導医が直面する特有の障壁を明らかにしており、配偶者はこのテーマに今後も長期的に取り組む意欲を持っています。たとえ所属が得られなくても、共に挑戦する経験には大きな意義があると感じており、配偶者にとっても、学びの場に身を置き取り組みたいテーマに出会えたことは大きな転機でした。互いを尊重し支え合う関係こそが、私たちの理想のパートナーシップだと実感しています。
●多様なキャリアと家族の在り方を支える支援への感謝
夫婦共にキャリアを築きたいと願っても、私たちが直面したような環境や制度面での障壁により、それが難しいご家庭も多くあると感じています。家族やキャリアが多様化する中、柔軟に対応し支援してくださるCheiron-GIFTSの存在は、極めて意義深いものだと感謝しております。








コメント