top of page
執筆者の写真ケイロン・イニシアチブ

Cheiron-GIFTS 2023 第1位

がん免疫学研究者の配偶者の看護師→保育士としてのキャリア転換の推進と、ダウン症児を含む3人の子供の生活・発達支援


田口和浩


看護師としてキャリアを積んでいた妻は、アメリカでの研究留学の道を決断した私に帯同することを快諾しました。


私と妻には3人の子供がいます。小学校に通う長男、ダウン症で医療支援、発達支援を必要とする長女、生後6ヶ月で渡米した次男、成長段階の異なる3人それぞれに合わせた育児は当初から簡単ではありませんでした。特に、長女に関しては、家庭内外で多岐にわたるケアが求められます。アメリカでは発達支援や教育支援に係る種々のプログラムが充実していますが、その利用にあたっても親としての役割は重要です。妻は「子供達により良い環境を提供するために」と、現在保育園で勤務しており、そこで得た経験を子供達の育児に還元できるようにと邁進しています。


自己実現のために挑戦し続ける妻と、お互いに尊重し合い支え合いながら、課題の克服を通して、家族としての絆を育みたいと考えています。

経済面はもとより、様々な課題に直面しながら海外留学に奮闘する我々夫婦のようなケースがあることを、多くの研究者の方々に知っていただくためにも、本助成金は大変有用であると考えております。

海外留学している研究者は、問題に直面した際でも、自ら選んだ道だからと、自己解決しようとする傾向が強いように思います。そのため、情報共有する機会も少なく、克服するために大変な苦労を伴っています。特別な問題を抱えた研究者家族への支援に焦点を当てた本助成金制度に、謝意を表すとともに更なるご発展を期待、祈念いたします。








閲覧数:564回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page