top of page

単身留学と家族での留学を経験して

更新日:2020年3月4日

①情報提供:KM

②情報時期:2019

③留学先 :シンガポール

④家族構成:共働き、配偶者および子供と同居

⑤課題分類:家族全体の課題: 健康・医療 or ビザ・保険等手続き or 引越・移転

⑥解決策 :現地ネットワーク

⑦リンク :


⑧エピソード:

2012年4月から1年間イギリスに留学していました。当時は、実家から通勤していたことと、単身留学だったので、留学直前まで勤務を継続し、スーツケースに必要な荷物を詰め、渡航することができました。イギリスでは留学先の関連病院の敷地内にある住居を借りることができ、外国人研究者らと情報交換をすることもでき、1年間研究に集中して、安全に過ごすことができました。


2018年3月からは夫のシンガポールへの留学が決まり、今度は夫婦一緒に留学を開始することとなりました。同じ研究室に私も勤務させていただけることになり、とても喜んでいましたが、今回は出産後で双子の子供達も連れて留学を開始することとなり、留学準備に悪戦苦闘しました。まず、留学前は日本の勤務先病院にある保育園に子供達を預けながら診療を行っていましたが、勤務終了日以降は保育園を利用することができず、一時保育施設を利用して、引っ越しや自宅の片付けなどを行いました。一時保育施設の利用にも子供達を連れての事前申し込みが必要で、真冬の寒い中子供達を移動させるのも大変でした。フルタイム勤務の中、初めての子育てと家族での留学準備には色々苦労しましたが、予定通りに準備が整い、シンガポールでの留学を開始することができました。シンガポールに来てからも当初は大変でしたが、家族や同僚にサポートいただき、子供達も元気に成長し、いい経験ができたことに感謝しています。


シンガポールは子供達が病気になっても24時間受診できる病院があり、勤務先で医療保険にも加入できました。共働きの家庭が多いので、現地で子育てしながら働いている同僚に話しを聞くと、便利なシステムなどの情報を仕入れることができ、育児と研究の両立が少しずつ楽になってきました。



閲覧数:535回0件のコメント

最新記事

すべて表示

【活用報告】Cheiron-GIFTS 2022 特別賞 

日本で発達支援を受ける2児が海外での生活に伴い、継続的支援を円滑に受けるために本助成金を活用し家族の環境を整えながら研究者のPhD取得を目指す HKさんご家族 Cheiron-GIFTS助成後、私はまず留学先大学の無給外部研究員として単身で渡英しました。そこで家族を伴った長期の研究のためにはやはりビザの取得が必要と思い、博士課程入学を目指しました。その結果無事2023年7月開始の合格をいただき、

【活用報告】Cheiron-GIFTS 2022 第5位 

私の妻は、私の留学が決まった時に乳がんと診断された。当時2歳の息子を抱えて、過酷な闘病生活が始まった。妻は私の留学を一緒に応援したいと切望し、主治医との合意の元、日本での通院を3か月に1度約束したが、COVID-19の流行により帰国が困難となり、現地での治療を受けざるを得なくなった。言葉や習慣の異なる異国の地での治療は、保険の適応もなく、困難なものであった。それにもかかわらず、妻は私が研究に打ち込

Cheiron-GIFTS 2022 第5位 

留学直後に妻の乳がんが判明。その診療費用や異国の地での治療でたまるストレスへのメンタルケア 小林 慧悟 私の妻は、私の留学が決まった頃に乳がんと診断された。当時2歳の息子を抱えて、妻の厳しい闘病生活が始まった。妻が、私の留学を一緒に応援したいと強く望んだこともあり、主治医と3か月に1度の日本での通院を約束したが、COVID-19の流行により帰国が困難となり、当地での治療を受けざるを得なくなった。

bottom of page